釘付けになる

スマホを使いながらの通行による事故が増えています。このように「スマホに目が釘づけになる」といいたいとき,どのような表現を使うのでしょうか。Japan News(03/04/14付)より,2つの英語表現を拾いたいと思います。(前略)In October last year, a 47-…

as good as

久々の更新となってしまいました。 今日は,as good as …が「…同様」という表現があります。例えば,as good as new 「新品同様」 as good as dead 「死んだも同然」のような例文をよく見るのではないでしょうか。では,なぜこのような意味になるのはなぜで…

英語教育、迫りくる破綻

昨日(07/14/13)に「英語教育、迫り来る破綻」というタイトルで,明海大学の大津先生,和歌山大学の江利川先生,東京大学の斉藤先生,立教大学の鳥飼先生の4人による講演会が行われました。演題は以下の通りでした(登壇順)。「グローバル企業の無謀な英…

willy-nilly

Levinson(1983)のPragmaticsより引用します。Again in contrast to DA, there is as little appeal as possible to intuitive judgements--they may, willy-nilly, guide research, but they are not explanations and they certainly do not circumscribe…

dark

エイプリルフールのprank(悪ふざけ)でアメリカで「Youtubeの閉鎖」が発表されました。その記事を,Japan Today(04/01/13付)より抜粋します。 WASHINGTON ―In an elaborate April Fool’s prank, YouTube announced Sunday it was going dark for a decade…

beef up

少々昔の記事となりますが,DY(02/28/13)より英語表現を紹介します。みずほ銀行とみずほコーポレート銀行の合併契約に関するものです。Mizuho to beef up horizontal connection Mizuho Financial Group has announced its new management structure ahead…

喧嘩をふっかける

「喧嘩をふっかける」は英語で何というでしょうか。気になったので,和英辞典をひくと,pick a fightという表現を見つけました(『スーパーアンカー和英辞典』学研)。e.g. They picked a fight with me, saying I had lied.pickを使うというのが新鮮でした…

reel off

以下はDY(01/20/13付)より抜粋したものです。 Fukuhara, playing her first tournament since undergoing right elbow surgery in August, topped Ishikawa 4-2 in the women's singles final Saturday at the All-Japan table tennis championships at To…

That's amazing!とIt's amazing!の違い

昨日(01/17/12),学内にBoston大学のMargaret Thomas先生をお招きし,講演をしていただきました。講演のタイトルは,ENGLISH IT AND THAT: MYSTERIOUS AND POWERFUL LITTLE WORDSで,itとthatの使い分けについてのお話でした。自分が使い分ける点でも,生…

TOEIC730点以上で「語学力をプラス評価」

もちろん,TOEICは英語力を測る良い指針になりますし,英語学習において好い短期目標となります。しかし,「TOEIC高得点保持者=英語コミュニケーション能力が高い」につながるわけではないことは忘れてはならないでしょう。以下に大手の企業の内定が決まっ…

私の知る限り

次の会話を英訳してみるとどうなるでしょう。A:「キャサリンはもう戻ってきた?」 B:「私の知る限りまだです」今回はこの「私の知る限り」を英語で考えたいと思います。「私の知る限り」と言われて真っ先に思いつくのは,as far as I knowやto my knowledge…

学会発表

昨日(11/24/12)は学会発表をしてきました。テーマは,「エスノメソドロジー理論の英語教育への応用」でした。要旨を簡単に述べると,Conversation Analysis(CA)を用いて中学校の英語検定教科書を分析することで,コミュニケーション能力育成における問題…

cross (adj.)

以前も取り上げた,細井氏の『英文法汎論』(篠崎書林)より英語表現を拾います。第10章の「語の配置法」の箇所では,様々な語順について紹介されています。副詞の位置は日本人にとって厄介ですが,こちらについても詳しく説明がされています。ただ,やはり…

The best is yet to come.

the gardian(11/07/12付け)に掲載されているオバマ再選のスピーチの冒頭箇所です。以下のURLにとべば,音声も聞くことができます。the best is yet to come.「これから最盛期を迎える」は英語の方が聞こえの良い言葉ですね。Tonight, more than 200 years …

「会話分析」の応用例

私が研究のMethodologyである,「会話分析」を応用した事例です。『朝日新聞』(11/05/12)より抜粋します。西阪先生は「会話分析」の権威といわれている方です。 大久保さん「同意せず」 専門家が会話分析 明治学院大・西阪教授の研究チーム「質問の仕方に問…

Happy Halloween!

HalloweenはAll Hallow’s Even(諸聖人の祝日の前夜)の短縮語です。このevenは何でしょうか。もちろん,「〜さえ」ではありません。『リーダーズ英和辞典』(研究社)には,「(古・詩・方)EVENING;<古>前夜,前日(eve)」とあります。実は,eveningは「…

stupefied

少々前の記事になりますが,DY(10/10/12付)にあった,iPS細胞でノーベル賞をとった山中さんの奥さんのコメントです。Seated next to him, his wife, Chika, looked down while she listened. She then said: "I'm still stupefied after we received the n…

pin

JT(10/22/12付)の記事より抜粋したものです。Sharp pins rebound hopes on demand for newest LCD panel OSAKA — Sharp Corp. will expand production bases for its newest liquid crystal display panels in hopes of turning around its flagging LCD b…

Jeoffrey Leech氏による講演会

昨日(10/11/12),立教大学でJeoffrey Leech氏による講演会が行われました。テーマは,The English Language: Past, Present and Futureで,英語という言語が,過去から現在にかけてどのような変化をし,今後どのような変化をすると考えられるかということ…

inject

injectにはこんな使い方もあるのですね。「資金を注ぎ込む」という意味で使われています。語源はin(〜の中に)+ject(投げる)なので,やはり「投げる」が共通イメージにありますね。「投与する」「投資する」と日本語でもあてることができます。LDOCEでは…

fight-or-flight response

The Art of Choosingより,英語表現を拾います。 These and countless other stories reveal that the need for control is a powerful motivator, even when it can lead to harm. This isn't only because exercising control feels good, but because bei…

shoot #2

先日取り上げたshootですが,気になって他の辞書をいろいろ調べてみると,「(急流などを)素早く通過する,(信号・橋などを)さっと渡る」という使い方(後者は主に英/口語)もあることがわかりました(『アドバンストフェイバリット英和辞典』東京書籍)…

shoot #1

shootには実に色々な使い方があります。そのうちの1つとして,shoot me an e-mail「私にメールを送る」というようにもshootは使えることを知りました。ネイティブの人がメールでそのように書いていたそうです。手元にある辞書にはこの用法が載っていなかっ…

grasp the nettle

Oxford出版のTranslation in Language Teaching(Cook, 2010)は,現在批判されている「訳読」について見直す必要性があるという趣旨で書かれている本です。訳をして訳に終わる指導はよくないと思いますが,全く使わないというのはよくないことだと思います…

art

昨日はやたらとartと縁のある日でした。そもそもの発端はThe Art of Choosingという本が『選択の科学』と訳されているということでした。そのあとは大学受験生からarticleについて聞かれたり・・・。ひたすらartについてしゃべっていた気がします。 article…

catch

今回は生徒からではなく,同僚の先生から受けた質問です。「今は時間が取れないから,後にして」というときにどのような表現を使えばいいかということでした。just a minute以外に何かないかと思い,少し調べてみると,catchを使って言えそうです。『スーパ…

ありがとう

「ありがとう」は英語でThank you.ですが,そのバリエーションはどれほどあるのかとうことを考えたいと思います。辞書を引いてみると,イギリス英語ではTa.([ta:])ということもあることがわかります(『スーパーアンカー和英辞典』,学研)。『スーパーア…

小4以下も英語必修、文科省検討 指導法を研究

昨年度より小学校5・6年生に英語が必修化されましたが,さらに英語教育を早めるべきでないかということが検討されているようです。以下の記事は,『日本経済新聞』(09/09/12付)より抜粋したものです。 文部科学省は小学校低学年から英語を必修にする検討…

umbrella (a)

久しぶりの更新となってしまいました。先日取り寄せた,Conversation Analysis and Second Language Pedagogy(Wong & Waring, 2010)より英語表現を拾います。Thus, umbrella term for CA's research object is talk-in-interaction. (p.4) ここに出てくるu…

almanac

暦は英語でcalenderですが,他にもalmanacという語も用いるようです。暦に対する英語は色々ありますが,一言では言い表せないくらい深い意味があることがわかる記事です。面白かったので紹介します。The Japanese term koyomi is a bit difficult to render …