what with A and (what with) B
what with A and (what with) Bのwhatとは何ものでしょう。
e.g. What with bad weather and my sprained ankle, we didn't enjoy our trip.(『オーレックス英和辞典』旺文社)
『英文法解説』(金子書房)には以下のような記述があります。
what with のwhatは本来'something'(=somewhat)が原義で,歴史的には副詞的対格とされている。現在このwhatが'partly'の意味に解されるのはそのためである。(p.86)
副詞的対格とは名詞(句)が完全に副詞化することをいいます。
e.g. I'm two years younger than Helen.
e.g. He does twenty push-ups every morning.
このような現象は,時間,距離,方法,程度を表す名詞におこります。what with A and Bのwhatは'something'(=somewhat)の意味で使われていることから,程度を表しているといえます。したがって,このwhatが副詞化しwith句を修飾しているものだといえるでしょう。このwithは原因・理由のwithです。よって,「AやらBやらで」という意味になります。