第3回英語音声教育研修講座

 昨日(06/30/12),早稲田大学にて行われた第3回英語音声教育研修講座に参加してきました。午前中はMichael Harrington先生による言語習得に関する講義,午後は東後勝明先生によるイントネーションの仕組みに関する講義でした。それぞれの内容と感想を簡単に述べたいと思います。
 まず,午前の部のですが,Task-based Approachを概観し,語彙習得と文法指導についての講義がありました。詳細は省略しますが,どの講義もautomatic processingの重要性が根幹にありました。例えば,車を運転するとき頭で考えて運転しているわけではありません。すべての動作はautomaticです。言語学習でも頭で考えずにautmaticに語彙も文法も出てくるようにすることが大切です。そのためのアプローチの仕方を紹介してくださいました。
 午後の東後先生の講演は,正しいイントネーションで読めるようになることがテーマでした。英語を読むことは,音楽の楽譜をよむのと同じだとおっしゃっていたのが印象的でした。イントネーションの構成要素は,pre-head,head,nucleus,tailの4つに分けられ,それぞれの部分にみられるパターンを解説してくださり,実際の英文を使って実践しました。もちろんcontextに応じていくつかの可能性が考えられる場合もありますが,原則をひととおりさらうことができました。教えていただいた理論を実際に指導に生かせるように訓練を積んでいきたいと思います。