何気なく辞書を開いてみると...

 辞書のatの部分を眺めていると,where A is atという表現が目に飛び込んできました。「A(物・人など)がある[いる]ところ」,「A(人)の(意向・考え方など)内心,ほんとうの気持ち」とあります(『スーパーアンカー英和辞典』学研)。

e.g. Sue tells me she loves me, but really I just don't know where she's at.
(スーはぼくを愛していると言うんだけど,実際はどう考えているのかわからない)

また少し目を動かすと,while A is at itという表現が見つかりました。意味は「A(人)が(そのことを)やるついでに」です(『スーパーアンカー英和辞典』同上)。

e.g. "I'm going to get another beer." "Get me one too while you're at it."
(「もう1本,ビールを持ってくる」「ついでに私にも1本持ってきて」

 これらの表現は,日常生活でよく使いそうな表現なので,覚えておくと便利かと思います。紙の辞書が電子辞書と異なる利点のうちの1つは,見開き1ページがすぐに目に入ってくることです。何気なく辞書を開くと,表現の幅が広がります。電子辞書が便利だからといって,電子辞書しか使わないというのは非常にもったいないと思います。両方を使いこなすことが大切だと思います。